ひとつの輝き
突然背後から聞こえてきた声に、小沢と言う男は「あ?」と振り向いた。
その拍子にあたしは、そいつの手を払いのけ後ろを振り返った。
…龍斗先輩。
先輩はあたしの腕を引っ張り「相変わらずだな」と、その男達に微笑んだ。
相変わらずって何?
小沢は舌打ちをし「あー。とんだ邪魔が入った…お前には関係ねーよ、葉山」と睨みつけた。
えっ、知り合い?
龍斗先輩の名前を聞き、前にいた3人のうち一人が「マジで?」と声をあげる。
その男はクルっと振り返り龍斗先輩の前に立った。
「うっわー久しぶり葉山」
そう言って、その男は隣にいた小沢と言う男を見て「俺、こいつに用あるわ」と呟いた。
どーみてもヤバイ展開。