ひとつの輝き

あたしのマンションが小さく小さく写っていて、その虹の中にすっぽりと入っている写メだった。 


「美央ちゃんのマンションだよ。凄い綺麗だったからさー学校の屋上で撮ったんだ」 

そう言えば夕立してたっけ… 

里佳さんはパチンと携帯を閉じて微笑んだ。 


そして龍斗先輩が座っている前のソファーに腰を下ろした。 


「あっ、冷蔵庫あけてい?」 

頷いてすぐに里佳さんは立ち上がり冷蔵庫に向かった。 


少ししてパチンと音が鳴った後、里佳さんはすぐソファーの所まで来た。 


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