ひとつの輝き

「他に何があったかは知らないけどさ、本当の答えなんて誰に聞いても分からないよ。もしさ、あたしが美央ちゃんに“そうしたほうがいいよ”って答えだしたとしても本当の答えじゃないと思う。アドバイスだったらできるけど…本当の答えってさ自分が持っているものだから。美央ちゃんさ、まだ自分の奥底に眠ってる答えを起こしてないんだよ」 


そう言って亜由美さんはニコッと微笑んだ。 



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