ひとつの輝き
最終章
1
家、学校、公園…
そんな毎日の繰り返しが何度つづいたのだろうか…
渉とは話する事なく…
目を合わせる事もない。
もぅ…終わっちゃうのかな。
渉…女いるって言ってたよね?
そんな、薄暗い毎日がとても悲しく思えた。
学校にも行かず今日の1日は、この公園で何をしてたんだろう…。
もう日が暮れはじめてオレンジに染まっていく…
そんなオレンジ色が、この街並みを汚れに変えていきそうだった。
「美央」