ひとつの輝き
最終章


家、学校、公園…


そんな毎日の繰り返しが何度つづいたのだろうか… 

渉とは話する事なく… 

目を合わせる事もない。


もぅ…終わっちゃうのかな。 

渉…女いるって言ってたよね? 


そんな、薄暗い毎日がとても悲しく思えた。 


学校にも行かず今日の1日は、この公園で何をしてたんだろう…。 


もう日が暮れはじめてオレンジに染まっていく…


そんなオレンジ色が、この街並みを汚れに変えていきそうだった。 



「美央」 


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