ひとつの輝き

「ばかっ!お前は、いつまでまたせんだよ」 

「そんなに待たせてないって」 

「今まで俺すげー待ってたんだけど」 

「そんなの知らないよ」

「もー俺、待てねー無理無理」 

「無理は、あたしの台詞だよ」 

「俺は限界、越えてんだよ」 


必死に渉の近づいてくる顔を手で止めていたけれど、あたしがふと気を緩めた時に… 


渉とあたしの唇は重なり合った。 


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