ひとつの輝き

朝の輝きとともに、あたしは目を覚まし、隣に寝ている渉に少し微笑んだ。 



時刻は6時半。 

あたしはベッドから体を起こしスッと足をだした。 


そして、あたしはペンを握り小さな紙に書いた。


おはよー 

制服に着替えてくる。


それだけ残し家を出た。



渉の家を出て、朝の綺麗な空気を吸い込み、ゆっくり吐いた。 

こんな朝が、心地いいとは思わなかった。 


全てモノクロに見えていた景色が一気に全ての物に色がついた。 



もう、この色を失いたくない… 


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