ひとつの輝き
3
あれから数日が経ち、あたしは先輩達と、よくつるむようになった。
屋上で話したり…
渡り廊下で話したり…
里佳さんも居るけど、でもあの先輩達の集団は恐い。
それに、あたしの噂も絶えなかった。
「あっ青山さん来たよ」
「最近、先輩達とよくいるよね」
3時間目の休み時間、あたしは職員室に行って教室に戻ってきたら、またあたしの話。
つーか、あたしの話しかないの?
もっと幅ひろい、情報を得てほしいよ。
いつもなら平気にして普通に教室に居るのに何故か今日は、そー言う気分でもない。
帰ろうか…
どうしよう…
とりあえず、あたしはこの場を避ける為、ここを抜け出した。