ひとつの輝き

あたしはドアを開け軽く頭を下げた。 

「はい。これです」

手渡された封筒を受け取った。 

「ありがとうございます」 


あたしは封筒を眺めながらソファーに腰を下ろした。 


青山 美央 様…

後ろを返すと 父…


何が書いてあるかなんてすぐに分かる。 

“父”と書かれてあると全てわかる。 


あたしは封筒を開け一枚の紙に目を通した。 



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