そこの御曹司、ちょっと待ちなさい!
・ハッピーエンドorバッドエンド?
「真由。......真由!」
ほとんど無心でダンベルをあげていたら、全く気づかなかった。
名前を呼ばれる声で、ようやく顔をあげる。
「......大輔。何?」
いつもは人のいるところでは声をかけてこない大輔にそっけなく返事をすると、やつはあきれたようにため息をつく。
「何回も呼んだんだけど。
月曜から飛ばしすぎじゃない?」
そう言われて壁掛けの時計を見ると、もうすでに10時を回っていた。
定時に上がってから、すぐにジムにきたから、4時間はいたことになる。
週明けの月曜はみんな控えめなのか。
もう少ししたら残業組がくるかもしれないけど、ちょうどこの時間帯は空く時間帯なのか、いつのまにかジムには、私と大輔以外には誰もいない。
「九条のプロポーズ断ったのって本当なの?」
「は?何で知ってるの?」
しばらく黙りこんでいると、突然誰にも言っていないはずのことを切り出してきた大輔に、思わず眉間にシワを寄せる。
ほとんど無心でダンベルをあげていたら、全く気づかなかった。
名前を呼ばれる声で、ようやく顔をあげる。
「......大輔。何?」
いつもは人のいるところでは声をかけてこない大輔にそっけなく返事をすると、やつはあきれたようにため息をつく。
「何回も呼んだんだけど。
月曜から飛ばしすぎじゃない?」
そう言われて壁掛けの時計を見ると、もうすでに10時を回っていた。
定時に上がってから、すぐにジムにきたから、4時間はいたことになる。
週明けの月曜はみんな控えめなのか。
もう少ししたら残業組がくるかもしれないけど、ちょうどこの時間帯は空く時間帯なのか、いつのまにかジムには、私と大輔以外には誰もいない。
「九条のプロポーズ断ったのって本当なの?」
「は?何で知ってるの?」
しばらく黙りこんでいると、突然誰にも言っていないはずのことを切り出してきた大輔に、思わず眉間にシワを寄せる。