涙のYOKOHAMA
三ヶ月前と二ヶ月前
☆
……あれは、三ヶ月前……
『寿彦さん、ホンマに予約してもいい?』
日曜日の午後、寿彦さんの部屋でゴロゴロしながら、私はパソコンとにらめっこをしていた。
あ。ゴロゴロしていたのは、私やない。せっかくの日曜日が雨で台無しになり、ふてくされていた寿彦さんだ。
『いいよ』
ふわぁ……とあくびをしながら、返事をした、寿彦さん。
横浜の夜景が綺麗な高級ホテルでの、クリスマスディナー。クリスマスに生まれた私は、クリスマスプレゼントと誕生日プレゼントを一緒にされて、損やと毎年思っていた。
でも、この、決定ボタンをクリックした瞬間だけは、クリスマスに生まれてよかったと思った。
だって、あの、無口で、なにを考えているかわからない、寿彦さんが、よ?
『クリスマスは、ついで。誕生日だから、好きなのを予約して』
私の誕生日に、高級ホテルのディナーを予約してもいいって、言ってくれたのだから。
『寿彦さん、ホンマに予約してもいい?』
日曜日の午後、寿彦さんの部屋でゴロゴロしながら、私はパソコンとにらめっこをしていた。
あ。ゴロゴロしていたのは、私やない。せっかくの日曜日が雨で台無しになり、ふてくされていた寿彦さんだ。
『いいよ』
ふわぁ……とあくびをしながら、返事をした、寿彦さん。
横浜の夜景が綺麗な高級ホテルでの、クリスマスディナー。クリスマスに生まれた私は、クリスマスプレゼントと誕生日プレゼントを一緒にされて、損やと毎年思っていた。
でも、この、決定ボタンをクリックした瞬間だけは、クリスマスに生まれてよかったと思った。
だって、あの、無口で、なにを考えているかわからない、寿彦さんが、よ?
『クリスマスは、ついで。誕生日だから、好きなのを予約して』
私の誕生日に、高級ホテルのディナーを予約してもいいって、言ってくれたのだから。
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