拗らせDKの偏った溺愛
「・・・・・・」
「・・・・・・」
とうとう言ってしまいました!綾乃ちゃんに今までにあったお仕置きの内容を。。。
必死で報告を終えたのですが、綾乃ちゃんは途中からポカンと口を開けたまま固まってらっしゃいます。
どうしましょう・・・親友と言いながら秘密にしていたのが良くないのはわかっていますが、綾乃ちゃんが何か言ってくださらないことには、私にはどうすればいいかわかりません。
「あ、綾乃ちゃん、ごめんなさい。今まで黙ってて・・・」
それだけをなんとか追加で絞り出しました。
「・・・美咲」
「は、はい」
やっと綾乃ちゃんの口が動き始めました。
怒っていらっしゃるようではなくてホッとしました。
「それ、美咲は嫌じゃなかったんだ?」
「は、はい。その、ものすごく恥ずかしくて、どうしていいかわからなくなりましたが・・・。
あ!だからといって、決して”して欲しい”わけではありませんから!!」
「はぁ~~~」
長ーいため息が綾乃ちゃんの口から洩れました。
「美咲さ」
「は、はい」
「美咲にしたのと同じことをリュウくんが私にしたらどう思う?」
「え?同じことを綾乃ちゃんに、ですか?」
「そう。自分の家に呼んでご飯を作らせたり、朝起こしに来させたり、お仕置きでキスしたり。そういうことを、リュウくんが私にしたら」
「・・・」