拗らせDKの偏った溺愛
<竜也だけど>



「痛ってぇ…」

「いったぁ…」


気づくと俺は仰向けに倒れていた。

静かな住宅街の通りで、聞こえるのはヘルメットの中でくぐもった自分の声と、近くから聞こえる女の声だけ。

さすがの俺も自分の置かれた状況を把握するのに多少の時間を費やした。








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