悪役の私
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潤と私は幸せそうに笑っていた。
ぎゅっと私のことを抱きしめた潤は、たくさんの愛の言葉をくれる。
「大好きだよ」
「誰よりも愛してる」
「可愛い」
「愛しいよ」
「この先もずっとーー。」
「…結婚したかった」
「結衣しかいないのに…」
「誰よりも好きなのにっ…」
「なんで…」
「なんでっ、あいつなんだよっ!!」
潤の優しい声が叫び声に変わった瞬間、私はハッと目を覚ます。