悪役の私






「夢、か…。」




目には涙が溜まっていた。




きっとこの先もずっと、思い出しては苦しくなるんだろう。




でも私は、一生忘れない。




大切な人を傷付けたこと。




自分も苦しかったこと。




もう二度と、同じことは繰り返さない。





ちゃんと、人を愛したい。






潤。





たくさん私を愛してくれた、貴方の愛を






私は一生忘れません。







今までずっと、ありがとう。








さようなら。









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