栗すます
「祥太ーーーーーーーーーー!!!」
近所迷惑もいいところ、でも祥太が起きないのが悪いんです。
耳元で大声で叫ぶと、
「へ!?」
バフっ!!
と、状況理解の隙も与えてもらえず、
ベッドに引きこまれて祥太に捕らえられた。
「ちょ、祥太何するの、びっくりするじゃん!」
私がもがこうとするも、わずかにも身動きが取れない強い力でベッドに押さえつけられる。
「ななな何!離して!」
祥太の整った顔が気だるそうに歪み、
くしゃくしゃの髪の毛とはだけた胸元が私をくらくらさせるような色気を放つ。
「…!」
見ているだけで欲望が満たされるようなその魅惑的な祥太に何も言えなくなって、
ただ見上げていると…、