あなたへ


まずは、夢。

あなたの死んだ次の日の夢―・・・



あの日みた夢は幻実?それとも現実?



葬式で、親は家になかった。


妹と、一つ年下の従姉妹が居る家。


妹たちにご飯を食べさせ、寝た。



一人、泣きながら。


・・・・夢に、じいちゃんはでてきたね。



車に乗って、家に帰ってきたね。


なぜか私は制服で・・・


「・・・なんで?」

そう言うことしかできてなかった。



「どうした?なんかあったのか?」


ケロリと、笑うじいちゃん。


・・・・あのね、じいちゃん。


死んだんだ。



じいちゃんは、死んだんだよ・・・?



悲しいけど、そう言ってしまった。



「・・・・俺は、死んだのか・・・」


そう言って、ふっと消えてしまったね。



涙も、未だに流れます。


ねえ、あの夢は・・・


ほんとに、じいちゃんだったのかな?
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