もう一度出会えたら
理性なんていつの間にか飛ばされてしまった。


もう涙なのか汗なのかも分からない。


頬にチュッとキスをされて目を開けると


見下ろす彼と目が合って、幸せそうに愛しそうな眼差しで見つめられる。


そんな目で私を見ないで……そんな目で見られたらバカな私は錯覚してしまうから。


“この人に愛されてるんじゃないかって”


目尻から涙がこぼれ落ちた…それを指で優しく拭ってくれる彼。


そして彼がより一層激しさを増していく……



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私の上に跨ったまま、しばらくは2人とも動けずにいた。


部屋の中にはお互いの荒い息だけか聞こえている。
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