もう一度出会えたら
『わざわざご丁寧にありがとうございます。でもそんなに気にしないで下さい』
と沙羅がニッコリ微笑むと大翔は満足したように
『じゃあ俺はこれで。朝比奈もあんまり飲み過ぎるなよ』
と言って伝票を持って行ってしまった。
「大翔….」
会計までしてもらうわけにはと恐縮している沙羅の代わりに大翔に向かって声をかけると
『待たせたお詫び』
爽やかな笑顔でそう言って会計を済ませ出て行ってしまった。
『彼、山口くんだっけ。逆に申し訳なかったな…。会社で会ったらお礼伝えといてね』
「うん、分かった。」
『じゃあ私たちもそろそろ出ようか。今日も一日暑かったし早く冷たいビールが飲みたーい』
2人でカフェから出ると駅の反対口に最近オープンしたイタリアンバルへ向かった。
金曜の夜だし、個室は予約で一杯だったけど席自体は空いていて、待つ事なく席に着く事ができた。
隣の席との間には目隠しになる衝立もあってなかなか落ち着いて話せそうないい雰囲気のお店だと思った。
と沙羅がニッコリ微笑むと大翔は満足したように
『じゃあ俺はこれで。朝比奈もあんまり飲み過ぎるなよ』
と言って伝票を持って行ってしまった。
「大翔….」
会計までしてもらうわけにはと恐縮している沙羅の代わりに大翔に向かって声をかけると
『待たせたお詫び』
爽やかな笑顔でそう言って会計を済ませ出て行ってしまった。
『彼、山口くんだっけ。逆に申し訳なかったな…。会社で会ったらお礼伝えといてね』
「うん、分かった。」
『じゃあ私たちもそろそろ出ようか。今日も一日暑かったし早く冷たいビールが飲みたーい』
2人でカフェから出ると駅の反対口に最近オープンしたイタリアンバルへ向かった。
金曜の夜だし、個室は予約で一杯だったけど席自体は空いていて、待つ事なく席に着く事ができた。
隣の席との間には目隠しになる衝立もあってなかなか落ち着いて話せそうないい雰囲気のお店だと思った。