もう一度出会えたら
その後の事は、涼くんがタクシーに乗せて帰ったから沙羅にも分からないと
言われたけれど、その後のことは…自分が一番よく分かっている。
『ところであの人の事はもう大丈夫なの?あれ以来、初めてだったんでしょう…顔を見たのは。』
心配そうに顔を覗き込み聞いてきた沙羅。
「…うん、確かに最初は動揺したけど、今はあえて考えないようにしてる。合コン自体は私も楽しくて思ったよりお酒が進んだんだよね。ただ、自分で思ってた以上にまだダメージが残ってたみたいで…。」
沙羅が心配してくれているのが表情で伝わってくる。
『菜々……。辛い時は遠慮しないでよ。何かを吐き出したい時は我慢しないで、私が聞くから。』
「うん、ありがとう。」
『あとね、さっきのストッキングの話じゃないけど、今ふと思い出した事があって』
「うん、なに?」
『菜々が先輩と別れた直後のサークルの飲み会で、先週みたいに菜々が酔って潰れた日覚えてるかな?あの時の菜々もストッキングがボロボロに破けたんだよ。って言ってもあれは、これ以上は飲ませられないって思った私が菜々を外に連れ出した時に、私と一緒に階段でこけたからなんだけど』
「記憶は飛び飛びだけど…覚えてるよ。でも…だから足に傷があったのか…」
『うん。それで私1人じゃベロベロの菜々を支えて歩けないし、暫く外階段に2人で座って酔いを覚ましてたの。
その時、サークルの男の子が1人私たちの様子を見に出てきてくれて菜々がトイレに行きたいって言い出したから、その彼と私で菜々を支えて一緒にコンビニに行ったんだよ。そこでその彼が新しいストッキングを買ってくれたんだけどさ。そのコンビニでの菜々の奇行が………プププ……ゴメン思い出したら可笑しくて』
言われたけれど、その後のことは…自分が一番よく分かっている。
『ところであの人の事はもう大丈夫なの?あれ以来、初めてだったんでしょう…顔を見たのは。』
心配そうに顔を覗き込み聞いてきた沙羅。
「…うん、確かに最初は動揺したけど、今はあえて考えないようにしてる。合コン自体は私も楽しくて思ったよりお酒が進んだんだよね。ただ、自分で思ってた以上にまだダメージが残ってたみたいで…。」
沙羅が心配してくれているのが表情で伝わってくる。
『菜々……。辛い時は遠慮しないでよ。何かを吐き出したい時は我慢しないで、私が聞くから。』
「うん、ありがとう。」
『あとね、さっきのストッキングの話じゃないけど、今ふと思い出した事があって』
「うん、なに?」
『菜々が先輩と別れた直後のサークルの飲み会で、先週みたいに菜々が酔って潰れた日覚えてるかな?あの時の菜々もストッキングがボロボロに破けたんだよ。って言ってもあれは、これ以上は飲ませられないって思った私が菜々を外に連れ出した時に、私と一緒に階段でこけたからなんだけど』
「記憶は飛び飛びだけど…覚えてるよ。でも…だから足に傷があったのか…」
『うん。それで私1人じゃベロベロの菜々を支えて歩けないし、暫く外階段に2人で座って酔いを覚ましてたの。
その時、サークルの男の子が1人私たちの様子を見に出てきてくれて菜々がトイレに行きたいって言い出したから、その彼と私で菜々を支えて一緒にコンビニに行ったんだよ。そこでその彼が新しいストッキングを買ってくれたんだけどさ。そのコンビニでの菜々の奇行が………プププ……ゴメン思い出したら可笑しくて』