もう一度出会えたら
笑う沙羅を横目に余程の事をしたんだと思う。って言うか確実にしてた…今だから笑える程度には。
「いいよ…かなり迷惑かけたよね。ごめんね」
聞かなくてもそのコンビニ事件だけは断片的に薄っすらと記憶にある。
ただ断片的だから、そこに後輩男子がいた事実はスッポリと抜けていた。
パンコーナーに沙羅を連れて行きパンを指差してストッキングあるよー!!
と連呼していた私…。
そして呆れた沙羅が『これパンだよ』って言ったんだよね。
それを言うと沙羅が爆笑しながら『それ、私じゃない』って………
「えぇーーーー!?じゃあ、誰?…ああ…やっぱりいい。聞かないでおく」
『ふふ、まあもう分かってるんだろうけどね』
今だから笑えると思ってたのに全然笑えなくて、逆にプラスされていく事実。
そのプラスαに大きな衝撃を受けてしまった。
沙羅の続く話を聞きながら顔面蒼白になっていく自分。
『……で彼と菜々を送る事になったんだけど、私だけ家が正反対だったから家が近所だって言う彼が送ったんだよ。』
「いいよ…かなり迷惑かけたよね。ごめんね」
聞かなくてもそのコンビニ事件だけは断片的に薄っすらと記憶にある。
ただ断片的だから、そこに後輩男子がいた事実はスッポリと抜けていた。
パンコーナーに沙羅を連れて行きパンを指差してストッキングあるよー!!
と連呼していた私…。
そして呆れた沙羅が『これパンだよ』って言ったんだよね。
それを言うと沙羅が爆笑しながら『それ、私じゃない』って………
「えぇーーーー!?じゃあ、誰?…ああ…やっぱりいい。聞かないでおく」
『ふふ、まあもう分かってるんだろうけどね』
今だから笑えると思ってたのに全然笑えなくて、逆にプラスされていく事実。
そのプラスαに大きな衝撃を受けてしまった。
沙羅の続く話を聞きながら顔面蒼白になっていく自分。
『……で彼と菜々を送る事になったんだけど、私だけ家が正反対だったから家が近所だって言う彼が送ったんだよ。』