涙恋
「ちょっと星夏、あれだけ柴崎と
関わるなって言ったじゃん。
なんで仲良くしゃべってたの!?」

「美玲、私ね…
有坂さんのことなんて気にしない。
隆介に言われたの。
他人の意見に振り回されないで
自分の気持ちに素直になれって。
だから私、隆介のこと
諦めないで頑張るよ。」

「そっか…」

「ごめんね、美玲は私のこと
心配してくれたのに
勝手なこと言って…」

「ううん、いいよ。
あたしこそごめんね。
星夏の気持ち考えないで
自分の意見ばっかり
押し付けちゃって。
これからは、星夏のこと応援するから!」

「ありがとう…!」

美玲、大好きだよ―。

いつもいつも救われてばかりだね。

私は、美玲がいてこその私。

小さい頃からずっとそうだったよ。

この先もずっと―。
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