君は私の人生の、輝く太陽。
────ここで、私が遥香だと言ったらいけないんだ。
みんな遥香が死んだと思ってる。
だから私は、涼香として生きなければならないんだ。
みんなのために。
大丈夫だよ。
私が遥香だなんて、絶対バレない。
だって私たちは一卵性の双子。
見た目も、性格も、学力も、運動神経も、身長だってほぼ同じ。
見分けられるはずがない。
遥香は死んだ。
私は涼香。
例えそれが偽りの私だとしても、これでいい。
なにが正しいのかなんてわからない。
けれど、今泣いている両親を見て、誰が本当のことを言える?
私には言えないよ────。