君は私の人生の、輝く太陽。
アロエ
***
昨日おばあちゃんの家で寝て、もうお昼になった。
お母さんには、電話越しで怒られた。
当然のことだけど。
それから、おばあちゃんの家で住むむことを許してもらった。
今までと同じ学校に通うという条件で。
おそらく、直斗に学校での様子を聞くためだろう。
おばあちゃんはとても心配していたけれど、仕方がない。
今日は学校を休むことを許して貰ったけれど、明日からまた学校だ。
「遥香ちゃん。ご飯できたよ」
「わかった!!ありがとう」
おばあちゃんは"遥香"と接してくれるから、とても嬉しいんだ。
息苦しかった家になんて比べられないくらい居心地がいい。
「・・・遥香ちゃん。学校、本当に大丈夫なのかい?」
おばあちゃんが、聞いてくる。
もうこの話何度目だろう?
学校のことが決まってからずっと聞いてくる。
でも、それがおばあちゃんの気遣いで、優しさだとわかるから、嬉しく思ってたりもする。
「・・・大丈夫だよ。だって、おばあちゃんがいてくれるでしょう?」
私が笑いながらそう言えば、おばあちゃんも笑ってくれる。
本当は行きたくない。
いじめられてるわけでも、特別嫌われてるわけでもない。
でも、みんなの中に私がいないことが悲しくて辛い。
「無理はしないでおくれ。・・・途中で帰ってきてもいい。私はいつだって遥香ちゃんの味方だからね。」
おばあちゃんの言葉で、胸がいっぱいになる。
「っうん!」
やっぱりおばあちゃんが大好きだ。