君は私の人生の、輝く太陽。
直斗がドアを開ける。
そこには、割れてしまった食器が散乱していた。
それよりも少し後ろに視線をずらせば、口元に手を当てて、目を見開いたおばさんがいた。
「・・・今の話って────」
「母さん、片付けよ。話は・・・」
直斗がおばさんの言葉を遮った。
そして、私に目線を向ける。
その瞳は私に、全てを話してもいいか、と問いかけているようで。
私は頷いた。
「・・・話は、片付けが終わってから。」
直斗がガラスを片付け始める。
私も直斗とともにガラスを拾った。
おばさんは、動けないでいた。
「・・・母さん。」
おばさんは、直斗に声をかけられて、ハッとしていた。
そして動き出す。
おばさんが、ガラスの片付けに加わった。
片付いていくガラスの破片。
ガラスの破片が、1つ無くなる事に、私の鼓動も速くなって。
片付け終わった時には、ドクン、ドクン、と不自然なくらいに速くなっていた。