君は私の人生の、輝く太陽。
「話せた?」
「うん!ちゃんと、全部話したよ。」
私は口角を上げる。
直斗の口も弧を描いた。
「そっか。よかったじゃん。頑張ったな。」
直斗は私に手を伸ばす。
そして、くしゃっと私の頭を撫でた。
私は目を細める。
「直斗が、いてくれたから。だから話せたんだよ。」
私がそう言えば、直斗は目を丸くした。
「今日はもう遅いから、寝よ?」
「そうだな。おやすみ」
「うん、おやすみ直斗」
私たちは窓とカーテンを閉める。
私がしばらく使っていたこの部屋。
もうここを使うことはないだろう。
私は涼香の部屋をあとにした。
久しぶりに自分のベッドで寝れる。
いつもより少し安心した。
私の瞼は、落ちていく。
私はそのまま眠りについた。