君は私の人生の、輝く太陽。
「改名するのは早いほうがいいだろう?・・・いろいろ手続きもあるしな。」
お父さんはそう言ってカレンダーに目を向けた。
「・・・よし。明日、申請を出しに行こう。」
「あ、明日!?」
だってもう夜だよ!?
そんな急に決まるものなの!?
驚きすぎて"明日"って言うとき噛んじゃったよ!!
「?そうだ。どうした?・・・明日、何か予定でもあるのか?」
お父さんはなんで私が驚いたのか、全くわかっていない。
いや、うん。知ってた、知ってたよ。お父さんは変なところに鈍感だって。
でもさ?これには気づくでしょ?普通は。
「・・・ううん。予定はないよ。明日で大丈夫。」
明日、申請を出すんだ。
私、本当に改名するんだ。
改名なんて全然よくわからないけれど。
でも1つだけはっきりしているものがある。
それは、"名前を変える"ことだ。
まあ私の場合、"元に戻す"の方が正しいのだけれど。
私はベッドの上であおむけになった。
どんどん瞼が落ちていく。
そうだ。
「直斗に改名するって・・・言わ・・・なきゃ・・・」
私は、睡魔に抗うことなく眠りに落ちていった。