【改】桜の舞った夜─運命<サダメ>─



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柚「み、みんな…っ」


「「柚莉!?」」



ある日、ボロボロの姿で倉庫へ来た柚莉に駆け寄る俺たち。


どうしたのその姿、とか誰にされたんだ、とか色々一斉に問い詰めた。



するとその答えは、驚くべきものだった。



『わ、私が雪火に入ってきた時から…っ、ひ、姫は1人で十分だって、ずっとみんなにバレないように、っいじめられてたの…っ』



その言葉を間に受けて、俺たちは伶香を悪者にした。





しばらくして何も知らないような顔して倉庫に来た伶香は、柚莉の姿を見て驚いていた。


だが本当の話を柚莉から聞かされていた俺たちは、その表情も嘘だということもわかっていた。


だから心配して駆け寄った伶香を止めたんだ。



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