【改】桜の舞った夜─運命<サダメ>─
行動に出たのは、悠輝だった。
髪の毛を掴んで2階から1階に引きずり下ろし、トドメに腹を蹴って追い出した。
倉庫の外に出た瞬間にシャッターを下ろす。
外から叩かれるシャッターの音はもう聞こえないふりをした。
蓮『…もう安心しろ。お前をいじめるやつは追い出したから、大丈夫だろ』
いつまでも叩かれ続けるシャッターを気にしながら、俺たちはいつも通りの時間…いや、1人がいなくなった倉庫で過ごしていた…
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