【改】桜の舞った夜─運命<サダメ>─
そして、無口キャラ。
これでハイ完成。今のキャラの出来上がりー。
「…あれ」
思ったことを小さく口に出してしまった。
だって、私の前と隣の席に誰も座ってない席があるんだもん。
「……(雪火の上2人の席か)」
わざわざ雅紀がセッティングしてくれたんだなってすぐにわかった。
囲まれたその席に座ると、ちょうどチャイムが鳴る。
雅「じゃあ、HRは終わりだ。次の授業の準備しておけよー」
怠そうに前のドアから出て行った雅紀を見送った後、すぐに私は夢の世界へ飛び立った。
…伶香は知らない。
クラスのヤツらが伶香に話しかけようとした時に寝たことを。
そしてクラスの奴らはチャイムが鳴るまで伶香を観察していたことを。