【改】桜の舞った夜─運命<サダメ>─



ものの数分で死体となった奴らに目もくれず、突然現れたその男は強姦された女性にそっと近づいた。



「…大丈夫か?」


「…、ぁ、大丈夫、で…す…っ」


「なわけないよな、ごめんな」




これ着てすぐに帰って、とそいつは自分が着ていた黒のパーカーを女性に着せた。


そこで女性はそいつの正体に気づく。




「え、……ぉ、桜舞、さん……?」


「あ、バレちった。悪ぃ、このことは誰にも他言すんなよ?」


「は、はい……っ」



< 4 / 66 >

この作品をシェア

pagetop