【改】桜の舞った夜─運命<サダメ>─
ものの数分で死体となった奴らに目もくれず、突然現れたその男は強姦された女性にそっと近づいた。
「…大丈夫か?」
「…、ぁ、大丈夫、で…す…っ」
「なわけないよな、ごめんな」
これ着てすぐに帰って、とそいつは自分が着ていた黒のパーカーを女性に着せた。
そこで女性はそいつの正体に気づく。
「え、……ぉ、桜舞、さん……?」
「あ、バレちった。悪ぃ、このことは誰にも他言すんなよ?」
「は、はい……っ」