【改】桜の舞った夜─運命<サダメ>─


(蓮以外)「…蓮が笑った…」


蓮「あ?俺だって機会じゃねぇんだから笑うに決まってんだろ」



馬鹿かてめぇら、とムッとした表情で毒を吐いた蓮に、春斗は笑った。



春「あはは、蓮が拗ねた!珍しいこともあるんだねー!!」


悠「は、春斗、お前…やべぇんじゃねぇの…?」


春「あはははは! …え、なんで?」


秋「……蓮の顔、見てみなよ」



無表情で言い放った秋斗だが、若干その顔は青白い。

それに疑問を持った春斗は、素直に後ろにいる蓮の方へと顔を向けた。



そこには──




春「……ヒィッ!」




──般若の顔をした、総長様が立っていた。



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