涙から好きへ
好きへ
「百合ちゃん!遅くなっちゃってごめんね!」


「ううんー、いいよ!よし!帰ろっか!」

つい、昨日降った雪を避けながら話して帰る。


「え、あげることにしたの?いいじゃん!杏果の手作りチョコうまいもん!毎年楽しみにしてるんだよー!」


「えへへ、ありがとう。明日、直接渡したいから合コンはなしでもいいかな?」

「仕方ない!他の子を誘おう!」

美亜ちゃんのくれた言葉がわたしを前に進ませてくれた。

すごくすごく、感謝をしている。

だから、振られても…後悔しないと思うんだ。
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