涙から好きへ
「高宮くんっていつもは、美亜ちゃんたちと帰ってるけど、美亜ちゃんと付き合ってるの?」
「え?俺、別に美亜のこと好きじゃないよ。クラスでは俺も美亜も好き!みたいになってるけどお互いに恋愛を応援しててお互いに好きな人がいる。」
お互いに好きな人がいる?
え、高宮くんが美亜ちゃんを好きじゃないってことは他に誰かが好きってこと?だよね?
うそだ、そんなの嫌だ。
美亜ちゃんだから許せた。
幼馴染で、お似合いで…それなのに好きな人がいるなんて…やだよ。
「鈴野?どうした?」
「…誰が好きなの?高宮くんは」
聞いてしまった…。
「んー、今は言えないけどヒントは同じクラスだよ。優しくて、便りになる。おっちょこちょいだけどかわいい。守りたくなるんだ。」
その笑顔を見た瞬間、わたしにはわかってしまった。
彼の好きな人を。
きっと、きっと百合ちゃんだ。
「え?俺、別に美亜のこと好きじゃないよ。クラスでは俺も美亜も好き!みたいになってるけどお互いに恋愛を応援しててお互いに好きな人がいる。」
お互いに好きな人がいる?
え、高宮くんが美亜ちゃんを好きじゃないってことは他に誰かが好きってこと?だよね?
うそだ、そんなの嫌だ。
美亜ちゃんだから許せた。
幼馴染で、お似合いで…それなのに好きな人がいるなんて…やだよ。
「鈴野?どうした?」
「…誰が好きなの?高宮くんは」
聞いてしまった…。
「んー、今は言えないけどヒントは同じクラスだよ。優しくて、便りになる。おっちょこちょいだけどかわいい。守りたくなるんだ。」
その笑顔を見た瞬間、わたしにはわかってしまった。
彼の好きな人を。
きっと、きっと百合ちゃんだ。