軍人様とキケンな婚前同居⁉︎
私は栗の説明を聞いて
乗り出していた体を椅子に戻し、
とりあえず冷静に戻る。
……嫉妬……嫉妬……しっと……し……
「嫉妬?」
「ん。」
「ヤキモチ?」
「ン。」
「…ジェラシー?」
「イエス。」
………。
「そっかぁ!じゃあ大丈夫だ!」
「あ?」
「ありがとう栗!安心できたよ!」
「?」
私がそう言って
目を輝かせながら 栗の手を握ると
栗は間抜けな声を出しながら
そんな私を見上げた。
なぁんだ!全ては解決!
「何でそう思うわけ?」
「え?そんなの簡単なことだよ!」
「?」
栗の質問に
私はそう言って、堂々と答えを返す。
「だってあの人、きっと嫉妬なんてしない人だから!!」