軍人様とキケンな婚前同居⁉︎
「そ、そんな…私と栗はそんな間柄じゃありません!それに絶対なりません!」
「断言など出来ませんよ。
男は皆"オオカミ"ですから。」
いくら私が反論しても返してくる幸次郎さん。
そんなにも私と栗が一緒にいたのが気に食わなかったのか
引く気は なさそう。
(いやでも……!)
身内と接するななんて、無理な話ですから!
「いくら法律で結婚が許可されてても、
近親でそんなこと普通起きませんよ!」
「……反省する気はない、と?」
「反省も何も…
私は何も悪いことしてませんもん!」
私がそう言うと
その瞬間────
一気に、部屋の空気が凍った感じがした。
私もそれにはすぐに分かり、
目の前の彼を…恐る恐る、目を開けて見上げる。
(っ……!!)
─────あ、ちょっとこれは…
やばい、かも?