軍人様とキケンな婚前同居⁉︎
「へぇ……そうかそうか。
そんなに俺に喰われたいのか。」
「っ…?!」
見上げた先にいた彼は
先ほどまでの冷静な怒り方とは逆に
不敵な笑みを浮かべながら
私に、そう告げてくる。
(く、口調も変わった…?)
───そして
今までの丁寧な敬語とは打って変わって
少し乱暴な荒い口調に、
一人称の『俺』。
完全に豹変してしまった彼に
私の中のセンサーは
直感的に---赤の危険信号を出していた。
「く、喰わ…?!
な、何を言って…っ。」
「分からないなら分からせてやる。
……"男がどんなに、危険なのか"。」
そしてその直感が当たり───
幸次郎さんの手が
私の制服を、脱がし始める。