軍人様とキケンな婚前同居⁉︎
∟♢喰われたいのか
■■■
ピピピピピ……
「………。」
「……有梨様、起きてください。」
「………。」
「………起きないのなら、
無理矢理起こしましょうかねぇ…。」
朝のアラームと重なって
誰かがそう言う声が聞こえるけど
眠気とぼんやりした思考のせいで
声の主が誰なのか、
これが夢か現実のどちらか、
それすらよく分からなかった。
……夢……かな……?
そんなことを思って
再び、思考が鈍くなり始める。
しかし
そうしてそのまま寝ていると
不意に───
耳元で、誰かに囁かれた。
「……起きないのなら、抱きますよ?」
(─────ん?)
私はその言葉を聞いて
変な違和感を覚える。
…夢にしては ちょっと発言がディープすぎません?
そう思って
私はゆっくりと、重たい瞼を開けて
朝の光に照らされる
目の前の───"黒い何か"を、視界にとらえた。
「おはようございます。有梨様。」
「………わぁあっ?!?」
すると
私の目の前にいたのは
白いワイシャツを
ボタンも留めずに素肌に羽織っているだけの状態で
私の上に跨る─────幸次郎さんの姿。
ピピピピピ……
「………。」
「……有梨様、起きてください。」
「………。」
「………起きないのなら、
無理矢理起こしましょうかねぇ…。」
朝のアラームと重なって
誰かがそう言う声が聞こえるけど
眠気とぼんやりした思考のせいで
声の主が誰なのか、
これが夢か現実のどちらか、
それすらよく分からなかった。
……夢……かな……?
そんなことを思って
再び、思考が鈍くなり始める。
しかし
そうしてそのまま寝ていると
不意に───
耳元で、誰かに囁かれた。
「……起きないのなら、抱きますよ?」
(─────ん?)
私はその言葉を聞いて
変な違和感を覚える。
…夢にしては ちょっと発言がディープすぎません?
そう思って
私はゆっくりと、重たい瞼を開けて
朝の光に照らされる
目の前の───"黒い何か"を、視界にとらえた。
「おはようございます。有梨様。」
「………わぁあっ?!?」
すると
私の目の前にいたのは
白いワイシャツを
ボタンも留めずに素肌に羽織っているだけの状態で
私の上に跨る─────幸次郎さんの姿。