プラトニック罰


それは高校二年生の秋だった。高校を入学してからずっと寺井が好きで、憧れていた。

25歳という若さ。独身で背が高くてハンサムできりっとした素敵な先生。

何人もの女子が憧れていてゆいはその中の一人に過ぎなかった。だから、どうしたら寺井の心を捕らえられるか、その事ばかりを考えていた。


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