プラトニック罰

送って行くとも言わず、身体を密着していった。

それが、ゆいには嬉しい。

目的は寺井と結ばれる事にあるのだから。

「今夜は完全に先生のものになるの。先生、お願い。わたしを奪って」

それには答えずに、ネクタイを締め直す。

「先生のイジワル」

「いや、これでいい」


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