プラトニック罰

門の前で振り返ると、月の光の中に寺井がいた。

こちらを見ているようである。

切なくなったゆいは急ぎ足で戻った。

「どうかしたか?」

「もう一度」

「しようのない奴め」

寺井を抱き締めて、激しくその唇を吸う。

途中、右手を寺井の身体に這わせると、さっきと同じように怒張していた。


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