[完結]甘やかし王子様が離してくれません。
送られてきたら速攻保存して、消さないようにロックかけとかないと。
もし消してしまったら先輩との大事な思い出が無くなってしまう。
「……間違えてこの写真消したりしないようにしないと」
先輩のそんなつぶやきが聞こえてきて、わたしは笑ってしまった。
「あははっ!!わたしも同じこと考えていました!!」
「え、まじで?じゃあ似た者同士だ」
夏の夜、先輩とふたりきり。
夜空の下で撮ったふたりの笑顔の写真はこの夏一番の宝物。