嘘つきは恐怖のはじまり


………………………………………………


「…美羽……美羽!!」


香奈の声が聞こえた。


「よかった、美羽大丈夫?」


「え?」


周りをみると保健室にいることがわかった。


「美羽倒れちゃったんだよ。」


「あ……」


だんだん嫌な記憶がよみがえってくる。


「あ、愛海ちゃん達は!?」


「今病院にいってるみたい」


「大丈夫かな……」


「ねえ美羽、あの時変じゃなかった…?」


「うん……香奈もそう思ったよね」


私達がおかしいと思ったことは同じことだった。


愛海ちゃんが落ちたあと、5人も落ちたこと。


そして……5人の落ち方

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