嘘つきは恐怖のはじまり
……2日目……
「おはよう、香奈」
「美羽も寝れなかったよね」
「うん…」
「人が死ぬところなんてみたら寝れないに決まっている。」
「そうだよね。それにあの噂話が頭からはなれなくて。」
「彩香の呪い…か。」
香奈がつぶやく。
その時、ものすごい音がした。
ガシャーンッ!!
教室の窓ガラスが割れたのだ。
教室にいたみんながベランダにでる。
「もしかして…」
香奈の声は震えていた。