嘘つきは恐怖のはじまり


教室にいた人たちがみんなベランダにでる。


私達もベランダにでた。


「うわっ、ガラス危ないね」


香奈もガラスが刺さらないように避けながら進んでいる。


「う……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


ベランダの下をみた圭介くんが叫ぶ。


私達も下をみた。


ガラスの破片が散らばっていて、そこに2つのかたまりがある。


それが人だということに気がついたのは、しばらくたってからだ。


ベランダで響く悲鳴。


部活中の先輩達もみてしまったようで、叫んでいる。


2つのかたまりはガラスがたくさん突き刺さっていて、3階から落下したこともありぐちゃぐちゃになっていたのだ。

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