嘘つきは恐怖のはじまり
裏切り
……3日目……
「おはよう美羽」
「おはよう」
14人しかいない教室は本当に静かだ。
「大丈夫か?」
圭介くんがきてくれた。
こんな状況だからだとわかってはいるけど、嬉しくなる。
「う…うん。」
「無理すんな」
「あ…ありがとう。」
少しにやけてしまった。
こんなことになってなかったら今頃うまくいってたかな。
なにがあっても圭介くんには死んでほしくない。
そうだ、いつか告白しよう。
もし、付き合えたなら2人でいっぱいデートしよう。
色んなところに行って、いっぱい写真をとろう。
「あれ?」