嘘つきは恐怖のはじまり


その笑い声でやっと我に返る。


私は何をしているんだろう。


いくら裏切られたからって、見殺しにするわけにはいかない。


「香奈っ!」


走り出した香奈の後を追う。


香奈は理科室に向かっていた。


「香奈!行かないで!死んじゃう!」


それでもフラフラと走っていく香奈。


なにかに取り憑かれてるかのように、ケラケラ笑っている。


私も急いで中に入る。


香奈は理科準備室に入っていった。


その時だった。


ガタガタガタガタガタガタガタガタ

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