嘘つきは恐怖のはじまり


もともと友達がいなかった私は、余計いじめられるようになってしまった。


クラスメートとすれ違うたび「嘘つき」
と笑われる。


どうしてこんなことになってしまったのか…。


帰ろうとして下駄箱をみると、紙がはいっていた。


悪口がかかれてるんだろうな、そう思って中をひらいた。


『昨日と今日のこと、やっぱり謝らなきゃって思って。放課後、1人で教室で待ってるね。楓より』


本当に悪かったと思ってるのだろうか。


でもこのままみんなにいじめられるのも嫌だから、仲直りして誤解を解いてもらおう。


そう思って、私は1年5組に向かった。

< 38 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop