嘘つきは恐怖のはじまり


「あ、彩香ちゃん、こっち!」


楓ちゃんがトイレの前で待っている。


「どうしてトイレ?」


「教室にまだ人がいたから…。ほら、1体1で話ししたいじゃん?」


そういって手招きする。


私がトイレにはいると、外からは見えなかったがあの3人もいた。


「楓ちゃん…2人で話そうっていってたのに」


「あんた本当に騙されすぎ(笑)」


「こっちも笑いそうだったわ」


また嘘だったのか。


「もう帰ります」


ドアを開けようとしたら、3人がドアの前に立ってしまった。


「どいてよ…」


「あんたマジで学校くんな」


「なんで、なんでそんなこというの?」



「もういいよ、やっちゃおう?」


楓ちゃんが悪魔の笑顔でそういった。



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