青春アンサー



すごく目をキラキラさせながら柚葉が聞いてくる。


「知らない。いいから帰ろうよ…。」



あと声大きいよおバカ…!



絶対ここで藤くんに出くわすのは良くない。


私の直感がそう言ってる。


なのに本気で柚葉はテコでも動かない。



よし、こうなったら潔く教室覗いてあれ!ってゆってすぐ帰ろう!!


勇気を振り絞って教室を覗き込む。



けど、、



「あれ…?居ない?」



「誰探してんのっ。」



「ひゃっ!!」



教室を覗き込んでいた私のすぐ耳元で突如声が響いた。


咄嗟に振り向いた視界に飛び込んできたのは今最も遭遇したくなかった人物。



私の反応に満足したのか超絶ニコニコしている。


「…藤くん。」



それに反して私はすごく嫌な顔してると思う。



「え、この人が例の!?」


そんなのお構い無しに柚葉が話を進める。


「なになに、美羽のお友達?

どーも、藤くんでっす」


ひらひら柚葉に手を振りながら自己紹介を呑気にしてるアホ1名。


てか、何勝手に"美羽"とか呼んでくれてんの?


許可した覚え一切ないんだけど。


「どーも!美羽から話聞いてるよ~

佐久間柚葉です!

この子なかなか扱いめんどくさいけどよろしくね。笑」



ゆ~~ず~~は~~~!!!!!







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