青春アンサー




「任せて(笑)」



いや、お前も任せてじゃないわ!!!



とりあえずじーーーっとありったけの敵意を込めて藤くんを睨む。


「なに?そんな熱い視線向けんなよ美羽。

俺たち一晩ともにした仲だろ?」


何でそんな言い方すんの!?

確かにオールしたけど!


「ばっかじゃないの!?やめて誤解されるからこんな所で!!!」


「そんな照れんなって、今も俺に会いに来てくれたんでしょ?」



「来てないから。」


できる限り低いトーンで即答する。


いや、来たんだけどそれは柚葉に連れられて無理やりであってね?


「てゆうか、もういいでしょ柚葉?

帰ろうよ!!」


藤くん紹介するって条件はもうクリアしたはず。



こんなアホの顔なんて見てたくない!



「はいはい。笑

あっ、そーだ藤くん!これよかったら。」


そう言って小さな紙を柚葉が藤くんに渡す。



「ん?おー、ありがとう!」


「なんか美羽のことであったらいつでも。笑」


「頼もしいわ、じゃ!」



バイバイとかしちゃってさ、、マジかこの2人。


初対面から数分で打ち解けすぎじゃない??


藤くんが教室の中に完璧に入ったのを確認してから疑問をぶつけた。


「ねぇ、柚葉。

藤くんに渡してた紙なに?」



「私の番号。

これで、藤くんとの仲のバックアップは私におまかせあれっ♡」





__神様、私の味方はどこですか…?




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